学問を職業とする人の心構えとして,学問分野の専門化に伴い,それぞれの専門分野に特化し,仕事に専心することが必要であると説く.さらに,学問の意義そのものを見つめ直す.これは1919年,彼の晩年の講演であるが,100年後の今なお色褪せていない.大学で教職に奉ずる者には本来この類の見識が必要であろうと思うが,教官も学生もが大衆化した現在では望むべくもないことか.
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