読書の記録(書評)をさらに充実させるため,本ウェブサイトをブログ(Chase Your Dream!)に統合することにしました.
今後,本ウェブサイトの更新は行いませんので,ブログ(Chase Your Dream!)をご覧下さい.
ブログ内の「読書の記録(書評)」というカテゴリーに,読んだ本のリストがあります.書名をクリックすると,書評をご覧いただけます.
自分の時間を捻出するため,および環境負荷を低減するために,2008年度から自家用車での通勤をやめて,これまでの2倍の時間をかけてバスで通勤しています.その甲斐もあって,年50冊の読書ペースを維持できるようになっています.目標は年100冊なので,まだまだ道半ばですが...
2001年10月以降に読んだ本を五十音&ABC順に並べてみました.簡単なコメントを付けてあります.
本を読む時間を確保するのも大変ですが,中身のない人間になってしまわないためにも,良い本をしっかりと読んでいきたいものです.最近は月1冊読めるかどうかというペースで,努力が足りないと反省しています.なお,研究関連の専門書は対象外です.
年齢,性別,職業,嗜好などにかかわらず,心より推奨できる本のリストです.
いかに生きるべきか.この問いに明確に答えてくれる.善い精神を持つ者によって書かれたということを非常に強く感じさせる,類い希な本である.信仰心が厚く,哲学者であり,自己を愛すると同時に自己に厳しく,自分以外のものすべてに愛情をもって接する,このマルクス・アウレーリウスという人物はローマ帝国の皇帝であった. 「自省録」についてのメモ |
デール・カーネギーやナポレオン・ヒルなど成功哲学の著名人に多大な影響を与えた書であり,自己啓発書の原点とも言える.人間は思いの主人であり,人格の制作者であり,環境と運命の設計者である,と説く.つまり,自分の人格はもちろん,自分を取り巻く環境や事の成否はすべて自分の思いの結果であり,高貴な思いとビジョンを持ち,それに従って行動すべきとする. |
人前で上手に話すための秘訣が書かれている.とは言っても,単なるハウツウではない.人に伝えたいと切望するものがあること,周到に準備をすること,練習に練習を重ねて,自信を持つこと,始め方と終わり方に注意すること,わかりやすく話すこと,そして,美しい言葉を身に付けることなどが挙げられている.人前で話すことの重要性を認識し,上手に話せるようになりたいと願う人には大いに役立つだろう. 「話し方入門」についてのメモ |
良い人生を送るために,どのように人に接するべきか.人を味方にし,友を増やし,心豊かな人生を送るために,どのように人に接するべきか.この本には人心掌握の原則が書かれている.豊富な具体例が説得力を持つ.読むべき書物だ. 「人を動かす」についてのメモ |
組織で働く知識労働者として成果をあげ,成長するための考え方を説く.必読書として推奨. 「プロフェッショナルの条件」についてのメモ |
子育てに関する情報は,「育児と教育」の専門サイト"education.chase-dream.com"にて.
シュタイナー教育を志す母親達にバイブルとも言われる本.子供が生まれてから小学校に行くようになるぐらいまでを対象に,シュタイナー教育の考え方と具体的なアドバイスを与えてくれる.シュタイナー教育の指導者の資格を持つ翻訳者の力によるところも大きいのだろうが,とても優しく書かれていて,読みやすい. シュタイナーが正しいかどうかは知らないし,すべての親がシュタイナー教育を志す必要もないだろうが,少なくとも,こういう考え方,こういう育児方法があるのだということは知っておいて良いはずだ.育児の全責任は最終的に親が負わなければならない.知りませんでしたで終わらせてしまうには,もったいないのではないかと思う. 「親だからできる赤ちゃんからのシュタイナー教育」についてのメモ |
シュタイナー教育に魅せられ,親としてシュタイナー幼稚園を体験した著者が,生まれてから小学校低学年頃までの育児について,自分の考えをまとめた本.非常に優しい言葉遣いで書かれており,自分の意見やシュタイナーの意見を押し付けようとするのではなく,こういう育児もありますよと語りかけている.育児の参考書として,またシュタイナー教育の入門書として,素晴らしい本だと思う.できれば,育児を始めるまでに読みたい. 「幸せな子ども―可愛がるほどいい子になる育て方」についてのメモ |
子は親の鏡と言われる.親の態度が子供に大きな影響を与えることは理解できても,具体的に,どのような態度を取れば良いのか,どのように声をかければ良いのか,となると,これは非常に難しい問題だ.本書は,身近で具体的な例を使いながら,様々な状況で,親が取るべき態度を明確に提示している.親となるときに一読する十分な価値がある. |
ご飯を主食とする,日本の伝統的な食生活の大切さと妥当性をわかりやすく解説している.パンを主食とする欧米型食生活が日本人に適さない理由,砂糖の危険性,アトピー性皮膚炎やアレルギー,便秘,乳ガンなどを改善または予防するための食生活,現在の学校給食の弊害などについて書かれており,特に子育て中の母親には読んで欲しい一冊だ. |
読み書き計算の徹底で成果を上げ,ゆとり教育に立ち向かうというイメージだった.しかし,それだけではない.子供の教育に関心があるなら読むべきである. 「本当の学力をつける本」についてのメモ |
中学受験で特筆すべき実績を残している算数教室の先生の著作.その教育法は実に単純明快だ.子供が学習するのは知的欲求から来る本能なのだから,馬鹿親が邪魔をしなければ,子供の学力は伸びる.学習よりも,睡眠,食事,運動を最優先すべきであり,子供から生命力を奪うようなことをしてはならない.頭を使い続けることで学力は伸びる. 「強育論」についてのメモ |
ストーリー作文を書くことで,子供は本当の学力を身に付けることができる.これが本書の主張である.そして,ストーリー作文を書くためのテクニックが紹介されている.確かに,教育方法・学習方法に関する書籍としては異色である.しかし,ストーリー作文を書くというのは著者が行き着いた手段なのであって,目的は,子供に本物の力を,自分自身で考える力を身に付けさせることである. |