大学での学問は,高校までの勉強とは異なり,自発的・内発的に行われるべきものであるとする.そうは言っても,大学入学まで受験勉強に明け暮れた生活習慣が容易に改められるはずもない.そこで,学問とは何か,教養とは何か,仕事とは何か,などについて問い直してみる機会を与えてくれるのが本書である.特に,科学史を軸として,それらの話題を取り扱っているところが本書の特徴であろう.大学生になる際に,こういう類の本を1冊でも良いから読んで欲しいと切に願う.
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