子供をまともな大学に行かせたければ公立高校には行かすなというのが市民の常識であった京都市で,驚異の進学実績を達成した堀川高校は注目の的です.その堀川高校の校長が,学校での取り組みを紹介しています.その活動内容を読んで,自分が通っていた高校を思い出しました.体育祭や文化祭に向けられる情熱に同じものを感じました.ただ残念ながら,我が母校はまるで進学校ではなかったという大きな違いがあります.高校3年の2学期終了時に,物理の教科書が終わってなかったですから.生徒に大学受験させる気がないのかと思わせるぐらいでした. 堀川高校の全校生徒が取り組む「研究」についても詳しく書かれているのですが,これは大学教員にも参考になります.というか,衝撃を受けます.社会貢献,独創性,緻密性,そして情熱など多くの点で,並みの大学生の卒業研究を凌駕しているのではないかと思います. |