要するに,少子化による大学進学者数の激減が予想されるため,大学はもっと経営努力をしなければ,生き残れないという主張である.事務をアウトソーシングするとか,もっと金儲けすることを考えるとか,教職員をリストラするとか,教育が大事であるとか,まあ至って平凡な内容である.この程度のレベルで「大予測」とは呆れてしまう.本書に書かれているような,週に休みが何日もあり,夏と冬に長期休暇があるような,非常に時給の高い大学教員に,私も一度なってみたいものだ.
本サイトの内容はすべて個人的な読書の記録です.