クリントン政権下のマネー経済最優先の政策が限界に達したアメリカは,ブッシュ政権下で力によって経済を支える政策を取る.軍事産業やオールドエコノミーのために戦争を起こすことも保護貿易主義となることも辞さない.そして,自国内の需要不足を補うために,日本の内需を爆発的に拡大させる必要がある.そのために,円高ドル安政策にシフトし,日本に資金を集中させる.このような米国の政策により,再び日本はバブルを迎えるというのが本書の主張である.他にもいろいろと書かれているが,まともな内容もあれば,妄想のような内容もある.
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